こんにちは、広報部です。
4月に入ったばかりの時はまだ違和感があった『新生活』が『日常』と化してきたころでしょうか。
附属中学校の生徒も、進級してしばらく経ち、新しい教室にもだいぶ慣れたようです。
各階から聞こえる話し声はだんだんと大きくなってきています。
最近では、今年度初めての各部委員会や部活動紹介もあり、縦のつながりも生まれる予感がしますね。
そんな4月下旬、附属中学校にはまたもや一大イベントが訪れました。『修学旅行』です。
先日の学校日記では大運動会と予告をしていましたが、急遽変更いたしました。すみません。
今回は、1年間どころか3年間の中学校生活の中でもひときわ存在感を放つ修学旅行について
学校日記を書かせていただきます。是非、最後までお読みください。
もともと予定されていた行き先から変更はあったものの、期待を裏切るまい、と
尽力してくださったたくさんの方々のおかげで、3年生は南九州での大切な思い出ができました。
今年度の修学旅行のテーマは『結意~141の学びと絆~』。
昨年度から重ねられた実行委員会での話し合いで決まったものです。
修学旅行を通して、周囲と絆を深める。また、それと同時に最高学年として覚悟と決意を持ち、
成長する機会としてほしいという意味が込められています。
3日間の中で意識するべきは『結意~141の学びと絆~』に加えて。『時間・声・仲間づくり』でした。
3年生にとったアンケートでは、ほとんどの人がこれらをきちんと意識できたと答えました。
鹿児島市での実地研修・ホテル内の部屋での行動・数多くあった班行動の時に意識したそうです。
普段と異なる環境の中だと忘れがちなあたりまえを欠くことなく、
そのうえで非日常の中だからこそ育まれる友情を大切にできた人が多かったようですね。
昨年度から実行委員会を設けて実施された修学旅行。
とても濃密な3日間の中で印象に残ったことや、大変だったことを3年生や先生に尋ねてみました。
Q,3日間の中で印象に残った活動を教えてください。
A,みんなとのフェリーがロマンチックでなんだかすてきでした。
いつも真面目に授業をしてくださる先生方がボケにボケまくったテーブルマナー研修が面白かったです。
おもしろすぎた島唄体験がインパクトすごかったです。
Q,3日間の中で大変だった活動を教えてください。
A,横殴りの雨の中での自主研修。
寝起きの声がガラガラにならないようにするためのエアコン調節が難しかった。
実行委員としてみんなをまとめたり、指示を通したりするのが難しかった。
おいしいおいしいご飯の完食が私には困難だった。
最後に、修学旅行の裏話を少しだけご紹介します。
・2日目の夕食の際に行われたマナー講座、結婚式編。先生方が新郎新婦となって登場しました。それだけにとどまらず、ほかの先生方、また、旅行会社の方々も会社の上司、昔からの友達、新郎新婦のご両親役となって私たちを楽しませてくださいました。
・マナー講座でボケ役ではなかった先生方は嘆いておられました。
・ホテル到着後約1分でインロック発生。事前にどころか修学旅行前からさんざん忠告されていたのに。
・出席番号によって決められたバス席のおかげで私の前は担任の先生。寝ながらカーブに沿って踊っていました。初めて見るタイプのダンサーでした。
・塾の先生にみんなでお土産を買っていたら合計5000円。たった一人のはずなのに。
・私がお世話になったバスガイドさんのあだ名はミランダ・カー。呼び名はミランダ。
・テーブルマナー研修でかくかくしかじかあって計10杯飲み物を飲みました。
・途中のサービスエリアで友達が間違ってちがうバスに乗ってしまっていました。しかもそのバスは他クラスのでもない本当に知らないバスでした。
・お土産を買う際、子どもさんがいらっしゃる先生がちゃんと子ども用のお土産を探していました。
・コーヒー苦手だからあわよくば誰かに飲んでもらえないかと残しておいたら、結局誰にも助けてもらえないうえに、そのまま存在を忘れてしまっていたせいで、最後に一気飲みする羽目になりました
・残すのはよくないので食べる前に誰かにあげましょう、というご指導があったので、みんなで与え合っていました。そんななか俺の友達はもらいすぎて、結局近くの人にあげていました。
・通常だったら不可能なはずなのに、コーンスープのパイを完食していた友達がいました。
・カメラマンさん「写真もう一回いいですか」
ガイドさん「さっき撮りましたよね」
「...(カメラマンさんしずかに退散)」
なんか僕まで気まずかった。
・水前寺公園は本当にきれいだった。広かったしたくさん歩いた。カメラロールを確認してみたら鳩しかいなかった
・バスの天井に頭をぶつける人続出。
・砂蒸し体験中に誰かがこういった。「浴衣を着て汗をかくなんて、サウナみたいだね。整いました。浴衣とかけましてカッターナイフとときます。その心はどちらも着る、切るものだし、羽織ったり、刃折ったりします」
・砂蒸し体験中に鼻がかゆくてつい口に出してしまった。近くにいた方が掻いてくださった。すごく助かったしありがたかったけど、よく考えたら異様な光景。
貴重な体験を楽しむことができた私たちの修学旅行は、とても充実したものになりました。
このような状況下の中でたくさんの思い出をつくることができたのは、冒頭でもお話しした通り、
普段からお世話になっている先生方、修学旅行のプランを考えてくださった旅行会社の皆さん、
私たちの健康を考慮して見守ってくださった保護者の皆さんのおかげです。
感謝の気持ちをお返しするために私たちにできるのは、
今回培った知識や経験をこれかに活かすことのみです。
学年全体で結束力を強めたら、そのあとは学校全体です。
次に訪れる学校行事附中三大行事でもある大運動会。
本番の日に向けて、すでにいろいろな係が動き出しています。
次回の学校日記でも、様々な情報を、できるだけ多く、楽しく皆さんにお伝えできたらいいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、またお会いしましょう。
佐賀大学教育学部附属中学校 広報部より。