こんにちは、広報部です。
どこにいても冷たい何かを求めてしまう季節がやってきて鬱陶しく感じてしまいますね。
5月29日に開催された附中三大行事、「大運動会」はそんな欲求をも吹き飛ばすほどの熱気に包まれて行われました。
今回の大運動会の種目は100m走、全員リレー、ベストリレー、応援合戦の4つでした。
修学旅行と同様に、例年通りとはいきませんでしたが、副実行委員長の「元気ですかぁ」という開会の言葉から始まった大運動会はとても明るくにぎやかなものとなりました。
今年のスローガンは『いざ開幕 四色の花よ 空を舞え 百花斉放 今解き放て』。
新型コロナウイルスの影響で昨年度の大運動会は中止となったため、その分たまったエネルギーを今回に活かそう、という意味が込められています。
まず一番初めに行われた100m走は総練習で全く触れられず、結果が予想できなかった唯一の種目。個人競技であるために、通常はあまり重要視されません。しかし、放送委員の「1位〇軍、2位□軍、3位△軍」という一声に振り回される私たちの鼓動は決してそうではないことを物語っているようでした。
続いて始まった全員リレーは、学年練習、総練習と、何度も練習が重ねられました。個人競技とは違い、一人ひとりの力だけではなく、クラスというひとまとまりの力が試されます。運動が得意な人、苦手な人、たくさんいるのが当たり前。その当たり前をどのように長所に変えるのかが鍵となりますね。応援し、バトンを受け取り、全力で走り、次の人にバトンを渡し、また応援する。必死にやり遂げようとする姿が印象的でした。
次はベストリレー。全員リレー同様、一人ひとりの力だけでは結末が予想できない競技です。しかし、各軍計12名(クラスの中で足が速い男女各2名ずつ)が代表して走るため、ほかの競技とは違い、縦の結びつきの強さが必要とされます。
「がんばれ」「負けるな」「いけー!」
走る人より、走らない人が多いからなのか、運動能力が試される最後の競技だからなのかはわかりませんが、応援の声が絶えることはありませんでした。
最後は大運動会の醍醐味、応援合戦。慣れない学ラン・たすき・はちまきでの披露も、何度も重ねた練習のおかげでお手のもの。お互いに身なりを確認しあう姿は、とてもほほえましかったです。本番では、スローガンにこめられた願い通り、緑軍、白軍、赤軍、青軍それぞれの色の花が咲き誇りました。
本番では、スローガンにこめられた願い通り、緑軍、白軍、赤軍、青軍それぞれの色の花が咲き誇りました。
一人ひとりが力を尽くしても、大運動会に勝ち負けはつきもの。
「たのしい」「くやしい」「うれしい」「かなしい」
様々な思いで終わりを遂げた大運動会。
解団式では、応援団が前に立ち、各々の思いを話しました。
最後には、応援団のみの演舞の披露が行われ、大きな拍手がグラウンドに響きました。
今回の大運動会は、初めにも言いました通り、昨年度に開催されなかった分、
それぞれがそれぞれの思いをもって練習に取り組み、そして本番に挑みました。
新入生が入学した春から、冷風が不可欠になった初夏まで、
大きな行事に追われるような日々に疲れを覚えている人もきっといるでしょう。
しかし、次に迫るは中体連。
いつしかグラウンドに響く声も「オスッ!」「オォレッ!」「せいやぁ!」から
「1,2,1,2...」「走れー」「声出してー」などの声に変わり、
教室内での話題も中体連になりつつあります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
お察しの通り、次回の学校日記は中体連です。
またお会いしましょう!